昨秋も、小・中・高の文化・スポーツ関係全国大会・コンクールのTV中継をつい見入ってしまいました。なかでも出色だったのが、「Nコン」中学校の部で金賞を受賞した東北ブロック代表の岩手県北上市立中学校6校合同の混声合唱です。唯一指揮者は置かず、自由曲は無伴奏、タイミングをアイコンタクトで取り合い丁寧なハーモニーで中学生らしい情感を表現し、幾多の常連校を差し置いての受賞でした。
音楽・スポーツなどの文化活動の普及を学校が担ってきたなか、「教員の働き方改革」の下で顧問教諭の負担がネックとなり、また少子化で子どもたちが希望する部活動種目の用意が困難となって、地域移行や複数校合同実施など、部活動のあり方模索が拡がっていました。
今回受賞した地域6校合同の取組の陰には、指導者の確保や集合練習のための送迎など、大きな支えがあったのでしょうが、子どもたちの笑顔から、部活動の進化形の一例が示されていたように思った次第です。
学校部活動の進化形?
カテゴリー:コラム