コロナの緊急事態宣言が解除され新規感染者も少なくなった晩秋の頃、晴天に誘われて里山散歩に出かけてみました。中央高速小仏トンネル入り口下付近から峠に出て高尾山までの尾根歩きのコースです。ここ数年ジョギングも山歩きもせず、最近は在宅ワークが増え脚力がちょっと心配でした。実はこの辺り、泊まりがけコンパなどで尾根筋の頂付近に荷揚していた気安さから、大学浪人の覚悟を決めると称して出かけたものの、春の陽射しに照らされるなどして尾根に辿り着けなかった情けない思い出があったのです。しかし、50年以上経って木立の様子も変わったようで、意外にあっけなく峠についてしまい、尾根歩きでは、近頃見かけなくなった立派な穂をつけたススキなど秋の風情、都心方面の街並みや存在感のある富士山の展望を堪能しました。高尾山近辺は少々混み合いましたが、尾根筋には桜並木もあるようで、新緑の季節にまた訪れてみたい散歩コースでした。