本来の弁護士の仕事から離れて自宅を中心に生活していると、毎日の新聞やテレビ等で報道される多彩かつ複雑な政治、経済、社会にわたる多くの現象の生起、それをめぐる意見や論争が私の静かな頭脳を刺激し、時に混乱させる。それを沈静化し、私のような高齢者を日々救済しているのは、何時も指摘する庭や周辺の自然現象の変化、美しさである。
しかし最近は気候の変化が激しく、紅葉樹林の散策や、若い人からスポーツ等々の楽しみの機会を奪う激しい台風に2度も見舞われ、散々である。特に昨年は長雨が続き地下に大量の水が蓄積したため、河川の周辺や山林近くの多数の家屋、施設が洪水や崖崩れに見舞われた。全国各地でわれわれの想像のつかない被害に遭遇している人々に、速やかな救済を心から望む。
これは前から指摘しているように、地球自体の老齢化現象(?)もその基盤には存在するかも知れないが、地球を支配している人類の、特に企業の専ら利益追及の為の経済拡張等が地球の自然破壊と温暖化を招来したことに、その主要な原因があることはいうまでもない。
最後に9月末まで、自転車で買い物など、どうにか自活していた妻が倒れ、目下病院でリハビリ生活に入り、私は現在ひとりぼっちである。
それにつけても皆さんのご健康を心から祈る次第である。