昨年の12月からロンドンで子育てをしておりましたが、この度帰国致しました。娘の保育の関係でまだ本格的ではありませんが、執務にも復帰致しました。
たった半年間の滞在でしたが、娘と共に色々な経験を積むことが出来ました。平日は基本的に近くの小学校内のBaby Stay and Play という児童館のような所に通っていたのですが、国籍はイギリス人はむしろ少数派で、フランス、スペイン、南アフリカ、ナイジェリア、モロッコ、シリア、インドなど、多国籍なメンバーが集い、おもちゃで自由に遊んだりメリーさんの羊やきらきら星など日本でもなじみ深い童謡をみんなで歌ったりして楽しみました。離乳食の開始時期や食べさせる物など、国によって違いがあることも新鮮でした(たとえば離乳食レシピとしてフライドポテトやタンドリーチキンが紹介されていたり)。
滞在中にはウェストミンスターとマンチェスターそしてロンドン橋といった大きなテロも経験し、イギリス社会の動揺を目の当たりにしました。上述の移民ママ友との話題にテロの話が上がったときに、ロンドンは物騒なことが多いね、と話すと、そうかしら、まだ安全じゃない?(このとき話していたのはシリア人で、今考えると無神経な言い方だったかもしれません……)むしろTokyoはNorth Koreaにミサイルで狙われているってニュースになっているわよ、帰らない方がいいんじゃない、大丈夫?と心配されることもありました。実際、こちらのニュース番組でも思ったより大きく取り扱われていて驚いたことを覚えています。
話せばきりがないほど、イギリスでの子育て生活は色々な刺激がありました。これが弁護士業にどのように活きるかはわかりませんが、復帰前以上に業務に邁進致しますのでよろしくお願い致します。
英国レポート
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