明けましておめでとうございます
われわれは、2011年、平成でいえば既に23年の新しい年を今迎えたばかりである。昨年は、一言で云えば混沌の連続であった。アメリカの経済不況と円高問題・内外政治・外交の混乱に加え稀に見る異常気象と世界的災害の続出等々である。一体今年はどうなるのか正確には誰も予測つくまい。明治以来の欧米追随の富国強兵策の破綻(敗戦)とともに極端なアメリカ一辺倒に陥ってつまづいている日本は、BRICs諸国の経済・政治的擡頭等で、世界の重層構造化が進展してきている中で、今後どう生き抜くかが問われている。少くとも自らの正しい伝統も踏まえ、事態を乗り切る主体的意見の確立と行動のあり方を真劍に模索すべき段階にきている。