社会の動き
死と自己決定権
臓器移植法の改正について
2011年1月1日 社会の動き
弁護士 斉藤 豊 97年に成立施行された臓器移植法は脳死を人の死と認め、脳死患者からの臓器提供への道を開くものでした。10年を経て、この法律の改正を巡って国会で党派の枠を超えた様々な議論が交わされたことは …
新しく設置された消費者庁を実効性あるものに
2010年1月1日 社会の動き
弁護士 加藤文也 現代社会において、私たちが日々生活するにあたって、食料品や日用品、動産類を購入したりするのは不可欠なことです。そのため、私たちは消費者として、販売業者、製造業者と密接な関わりを持たざるを …
政権交代による母子加算「復活」と生存権保障について
2010年1月1日 社会の動き
弁護士 渕上 隆 生活保護の母子加算が、昨年12月から「復活」しました。母子加算は、これまでひとり親世帯の生活保護受給者に支給されてきたものですが、小泉政権下の社会保障費抑制政策の中で、老齢加算とともに廃 …
「銀座眼科」レーシック手術被害
2009年7月25日 社会の動き
弁護士 船江莉佳 今年2月25日、東京都中央区保健所から、同区所在の「銀座眼科」で、昨年9月から今年1月までの間にレーシック手術を受けた患者67人が感染性の角膜炎などを発症、2人が入院しているとの発表があ …
9条世界会議に参加して
2008年7月25日 社会の動き
弁護士 加藤文也 今から14年前、アメリカの大学でフランク・ニューマン先生のゼミに出せていただいたことがあった。先生のテキストを通じて、アメリカが第二次世界大戦後、既にその時点までに30数回にわたって軍隊 …
後期高齢者医療制度について
2008年7月25日 社会の動き
弁護士 田原俊雄 本年4月から通称うば捨て山医療制度が、国民に十分な内容の説明がないまま、一方的に強行実施された。 ある東北大学院経済研究科の教授は、単なるうば捨てでなく世界に例のない戦前労働者をひどい …
ロコ・ロンドン金取引
2008年7月25日 社会の動き
弁護士 加納 力 「ロコ・ロンドン金取引」という言葉を聞いたことがありますか。ロンドン市場での金の売買と考えた方、残念ながら不正解です。ロコ・ロンドン金取引とは、金地金の現物取引でもなければ、金の先物取引 …
変貌する北京を訪ねて
2008年1月1日 社会の動き
弁護士 渕上 隆 昨年(2007年)11月、オリンピック開催を翌年に控えた北京を訪れた。北京首都国際空港から市内中心に向かうバスの車窓からの風景でまず圧倒されたのは、立ち並ぶビルの圧倒的な大きさであった。 …
南京事件70周年東京国際シンポに関わって
2008年1月1日 社会の動き
弁護士 加藤文也 昨年のベルリン映画祭の受賞作にボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の中で起こった「エスニック・クレンジング(民族浄化)」と言われる悲劇をテーマにした作品が選ばれたとのことです。私はその映像を見な …