憲法理念の実現をめざして常に市民の立場から
事務所だより

コラム

「ぞうさん」の歌

弁護士 加藤文也    1978年夏、実務修習地の京都で、修習生歓迎の催しが開かれた。その席で、修習生の一人が「琵琶湖周航の歌」の6番を朗朗と歌い上げた。その最後の一節“語れ我が友 熱き心”が、修習生の思いに合 …

茨木のり子と谷川俊太郎と「友情」

弁護士 江森民夫    先日世田谷文学館の、「茨木のり子展」に行きました。  この会場に展示されていた、詩人茨木の親しい友人である詩人谷川俊太郎の、「いなくならない 茨木のり子さんに」という詩には、次のような一 …

明治時代の軍歌「婦人従軍歌」から学ぶ

弁護士 新井 章    少し前の「事務所だより」に、小学唱歌の「蛍の光」や文部省唱歌「浦島太郎」のことを採り上げて、それぞれの歌詞から、そこに投影された時代の影や作者の思いを推し測る拙文を綴らせてもらった。   …

尖閣諸島問題に関して思うこと

弁護士 渕上 隆    現在、尖閣諸島問題をめぐって日本と中国の関係は険悪なものとなっています。この間の日本側の対応、中国側の対応についてはそれぞれ問題があり、皆様の意見も様々だと思います。  ただ、こうした状 …

報告 日弁連の活動について

弁護士 菅沼友子    昨年9月に日本弁護士連合会(日弁連)の事務次長に就任し、霞ヶ関の弁護士会館で常勤で働いています。  日弁連は全国52の弁護士会と弁護士約3万2000人で構成される弁護士の自治団体であり、 …

最近読んだ本についての雑感

弁護士 田原俊雄    今年は年頭のインフルエンザ罹患もあって例年よりあまり本を読んでいないが、まず印象に残ったのは、田中慎弥氏の今年度芥川賞受賞作品『共喰い』である。きっかけは、テレビで同氏が選考委員の某氏の …

共感の時代

弁護士 斉藤 豊    規制緩和やグローバリゼーションの行き過ぎは経済活動だけでなく社会全体にも大きなひずみを生み出しました。他方、競争自体が問題なのではなく、行き過ぎを防止したり、競争から脱落した人へのセーフ …

「さらば戦争!映画祭」について

弁護士 渕上 隆    「さらば戦争!映画祭」は、映画を通して戦争の問題を考え、伝えることを目的に終戦60周年の2005年に、中国「残留孤児」訴訟、原爆症認定訴訟、戦後補償裁判の弁護団員、支援者等が集まって始め …

小学唱歌「蛍の光」考

弁護士 新井 章    前号の拙稿「浦島太郎」考に続けて、「蛍の光」を読んでの感想を述べさせて頂く。  小学唱歌「蛍の光」といえば、小学校に限らず多くの学校等で卒業式などの日に唱われてきた有名な歌曲であり、日本 …

創造的文化社会の創設時代

弁護士 金井清吉    1年の始まりは古きをたずねて新しきを知る、正にその時である。  ところで、昨年は日本の大震災は別としても、世界的な事象・嵐が人間世界に吹き荒れた。かつてメソポタミアやエジプト文明中心地の …

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