労働事件について
労働、つまり働くことは私たちの生活の大切な一部です。生活の糧を得るために働く必要があることはもちろんですが、仕事を通じて自己実現を目指すこともまた、働くことの大きな意味でしょう。
しかし、労働の場面にもさまざまなトラブルが潜んでいます。
解雇や賃金・残業代・退職金の不払いといった問題から、労働災害(労災)、職場でのいじめ、セクハラ、パワハラ、不当配転など、問題は多種多様です。
最近では、過労死や過労自殺といった深刻な事態が社会問題化していますが、これらも単なる社会現象ではなく、法律問題として無視できないものとなっています。
労働組合が前面に立って、雇用や労働条件などさまざまな労働者の権利について、使用者と交渉することで問題が解決されることもありますが、中には、組合員と非組合員との間で差別が行われたりするなど、労働組合に対する不利益取扱いのような不当労働行為が行われている例も少なくありません。
労働事件への取り組みは、私たち東京中央法律事務所がもっとも力を注いできた分野のひとつです。これは、労働事件が生活の根幹に関わる基本的な問題であると同時に、労働者個人の尊厳にも関わる重要な問題でもあるからです。
交渉や訴訟手続、労働審判手続、労働委員会における不当労働行為救済申立てなど、事案に即した方法で、問題解決に取り組みます。