末はハカセか
この記事は約 2 分で読めます。

「末は博士か大臣か」などと子供の将来を期待することができた時代は、きっと子供にとっても夢や可能性が広がっていたのでしょう。
今やどうでしょうか。
大学院に行って博士(はくし)号を取得したからといって、将来が約束されるわけではありません。
「ポスドク問題」といって、ポストドクター、つまり博士号は取得したものの、大学で正規の職に就くこともできず、任期付きの研究員として薄給に甘んじなければならない例が少なくないといいます。
しかも、昨今の風潮で、「すぐに役に立つ」研究には予算が付きやすいものの、そうではない基礎研究は予算面で軽んじられることが多いようです。役に立つか立たないかなんて、特に科学分野では、数年、数十年くらいの期間では分からないことが多いと思うのですが、予算を握っている側(政府や政治家)にそういう視点が欠けていると、目の前の利益につながりそうな研究が重宝されて、学問の裾野にあたる研究がどんどん涸渇していくことになりかねません。
これではハカセを目指す子供たちは増えそうにありません。
方や大臣はというと、こちらはもう言うに及ばず、臆面もなくウソをつけることが大臣としての資質なのではないかと思うくらい。
うそつきは◯◯の始まり
としつけられた子供が、子供にも分かるウソをつくような大臣を見たら、間違ってもあんなものにはなるまいと心に誓うに違いありません。
せめて子供に対して恥ずかしくない世の中にしていくことが必要ですね。
関連記事
-
-
夏の終わりに
前任の総理大臣が退陣表明をしてから、早いものでもう1年が経過しました。 あれから …
-
-
舞台裏
最近、色々な舞台裏が見えてしまうことが続いていますね。 フジテレビと産経新聞社の …
-
-
後悔先に立たず
「イギリス、EUやめるってよ」 というタイトルのブログが乱立するだろうなあと思っ …
-
-
大阪の住民投票を前に
このコロナ禍の中、明後日の11月1日に大阪で住民投票が行われます。大阪市を廃止し …
-
-
沈黙と雌伏
アメリカの大統領選挙がなかなか決着しませんが、現職大統領が開票作業の差止めを求め …
-
-
緊急事態の濫用
連日新型コロナウィルス対策の問題が報道されていますが、おどろくような話が出て来ま …
-
-
ウクライナ
芥川龍之介は、羅生門で死人の髪の毛を盗む老婆にも、その老婆から着物を奪い取る下人 …
-
-
方広寺の鐘
どうやらそろそろ収束が見えてきたようです。 もちろん新型コロナウイルス・オミクロ …
-
-
長すぎる約束
原子力発電所の廃炉をすすめる過程で生み出される放射性廃棄物の処分について、昨日、 …
-
-
初めての贈り物
名前は子供への最初の贈り物。 そんな言葉を耳にしたことがあります。 でもその一方 …
- PREV
- 噴出するセクハラ問題
- NEXT
- さらば、キリンラーメン
