弁護士の雑記帳 – 東京中央法律事務所

東京中央法律事務所の公式ブログです

*

末はハカセか

 

この記事は約 2 分で読めます。

「末は博士か大臣か」などと子供の将来を期待することができた時代は、きっと子供にとっても夢や可能性が広がっていたのでしょう。

今やどうでしょうか。

大学院に行って博士(はくし)号を取得したからといって、将来が約束されるわけではありません。
「ポスドク問題」といって、ポストドクター、つまり博士号は取得したものの、大学で正規の職に就くこともできず、任期付きの研究員として薄給に甘んじなければならない例が少なくないといいます。

しかも、昨今の風潮で、「すぐに役に立つ」研究には予算が付きやすいものの、そうではない基礎研究は予算面で軽んじられることが多いようです。役に立つか立たないかなんて、特に科学分野では、数年、数十年くらいの期間では分からないことが多いと思うのですが、予算を握っている側(政府や政治家)にそういう視点が欠けていると、目の前の利益につながりそうな研究が重宝されて、学問の裾野にあたる研究がどんどん涸渇していくことになりかねません。

これではハカセを目指す子供たちは増えそうにありません。

方や大臣はというと、こちらはもう言うに及ばず、臆面もなくウソをつけることが大臣としての資質なのではないかと思うくらい。

うそつきは◯◯の始まり

としつけられた子供が、子供にも分かるウソをつくような大臣を見たら、間違ってもあんなものにはなるまいと心に誓うに違いありません。

せめて子供に対して恥ずかしくない世の中にしていくことが必要ですね。

 - 社会 , , ,

  関連記事

三段論法

人間は死から逃れられない。(大前提) ソクラテスは人間である。(小前提) ゆえに …

東電刑事裁判に思う

昨日、福島第一原子力発電所の事故をめぐり、東京電力の旧経営陣が業務上過失致死傷の …

元号と長さと温度

5月1日からの新しい元号が発表されました。 「令和」という新元号そのものについて …

噴出するセクハラ問題

財務事務次官によるセクハラ問題は、本人の辞任で事態が収束するどころか、今まで表に …

ステイ・ホーム その後

4月30日の「ステイ・ホーム」という投稿で、音楽好きの方には写譜をして、演奏家気 …

ブルーインパルス

昨日、東京の空を航空自衛隊のブルーインパルスが飛んだようです。飛んだようです、と …

ステイ・ホーム

新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、東京都は、今年の大型連休を「ステイ・ホ …

暴走列車の行く先

5月末までとされていた緊急事態宣言は、結局6月20日まで約3週間延長されることに …

紳士淑女ではない人も

「Ladies and Gentlemen」(レディース・アンド・ジェントルメン …

闇に葬らせないために

我が国では、誰でも裁判所に訴えを起こして裁判所の判断を仰ぐことができることになっ …