弁護士の雑記帳 – 東京中央法律事務所

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読み間違い

 

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「責ニ任ス」

 口語化される前の民法にはよく登場する言葉でした。「責任を負う」という意味ですが、問題はその読み方です。
 「セキニマカス」?
 「セキニニンズ」?
 いずれも不正解。正解は、
 「セメニニンズ」
でした。

 以前の司法試験では、短答式試験(マークシート)、論文式試験に加えて、口述式試験(面接試験)という三段階の試験がありました(今の司法試験には面接試験がありません)。
 この口述試験の際に「セキニニンズ」などと言うと、試験官から、

「あなたは大学の講義には出席しなかったのですか?」

などと嫌みを言われるぞ、と聞いたことがあります。

 本で学ぶだけでは、音として耳から入る知識が不足しますから、読み間違いを招きやすくなります。筆記試験だけでなく、面接試験があったのは、どこで学んできたのかを知る機会にもなっていたのかも知れません。

 つい先日、さる総理大臣が「云々」(うんぬん)を「でんでん」と言い間違えたのではないかということが話題になりました。真偽のほどは分かりませんが、「画一的」(かくいつてき)を「がいちてき」と読んでいたこともあるとかないとか。
 前にも漢字の読み間違えをくり返す総理大臣のことが話題になったことがありました。

「ちょっとした読み間違えを一々あげつらうなんて度量が狭い」

 などという声もあるようですが、やはり国民としては、恥ずかしく思わざるを得ません。

 昨日、横綱昇進が決まった稀勢の里関がいいことを言っていました。

「横綱の名に恥じぬよう、精進いたします。」

 総理大臣も是非。

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