弁護士 江森 民夫

 今年の5月に長野県の湯田中温泉で「24期有志の会」の会合が行われました。この会は、1970年に司法研修所に入所した24期司法修習生の中で、青年法律家協会(憲法擁護を目的とする団体、略称「青法協」)に参加した者の有志で結成した会合です。
 私たちが司法修習生になったころ、青法協に所属する会員の裁判官任官拒否・再任拒否、司法修習生の罷免などが行われ、私たち青法協会員は緊張感のある生活をすごし、どのような法律家になるか真剣に議論しました。その後この仲間は、この時代の議論を原点に弁護活動を継続してきたといえます。
 私たちは2000年に「24期有志の会」を結成し、全国から集まる会合を毎年のように持つことになり、今回5年ぶりに開催しましたが、懇談会、宴会、2次会の中で皆が弁護活動等を良くしゃべりました。今回の会合を最後にとの声もありましたが、最後には来年また会おうということになりました。相変わらず、皆の心は「青年」であったと思います。